「幻の和蜜復活プロジェクト」が始動。
2009年 春、 我々のプロジェクトは産声を上げました。
食の安全が叫ばれる昨今、無農薬や純日本産に注目が集まります。
そんな中、我々の身近なところにも取り組めるものが見つかりました。
現在、日本国内の1年間の蜂蜜消費量は、約4万5千トン前後、そのうちの国内生産量は2千5百トン前後で、国内需給率は約5%前後と低いのが現状です。また、消費量の95%を占める輸入蜂蜜の9割以上が中国産です。
国産蜂蜜として、国内に流通している蜂蜜は、国内の養蜂家により生産されていますが、そこで活躍する蜜蜂は西洋蜜蜂と言われ、ヨーロッパが原産で、いわゆる、外来種です。
国内養蜂の歴史は非常に古く、1,000年以上の歴史があると言われます。しかし現在国内養蜂の主流となっている、西洋蜜蜂の養蜂は近代養蜂と呼ばれ、明治時代に入ってから、西洋蜜蜂の輸入と共に盛んになりました。輸入以前は、国内に自生する、東洋蜜蜂種の日本蜜蜂での養蜂が中心でしたが、西洋蜜蜂の養蜂が盛んになるにつれ、日本蜜蜂の養蜂は衰退していきました。原因はいくつかあると思いますが、蜂の管理や、蜜の量産が難しいことが主な原因ではないかと思います。しかし現在も、日本蜜蜂は国内に自生し、自然界では蜂蜜を生産しています。
「幻の和蜜復活プロジェクト」では、
日本蜜蜂の養蜂の確立と、蜂蜜生産の安定化を目指し、挑戦しています。
本格的な商品化は、2010年秋から2011年春を予定しています。